#1「自分の(成功)体験という亡霊」
アンダー世代の才能溢れる子どもたちの成長を妨げている指導者は数多い。その中でも最も多い部類は「自分の(成功)体験という亡霊に取り憑かれている指導者」である。自分が子どもの頃、このように指導され、成功したという体験を子供に押し付けるのだ。 そもそもそのような成功体験の記憶の多くは、自身の中学時代または高校時代のものである。それをアンダー世代の子どもたちに押し付けるのだ。「3メン5往復、シュートが入らなければリピート…」しごき以外の何ものでもないこのような練習を平然とアンダー世代に押し付けるコーチ。子どもたちが練習を嫌いになるのは火を見るより明らかである。このようなコーチからはバスケ嫌いの子どもたちが数多く生産される。「指導者よ、目を覚ませ! あなたが指導しているのは、学生時代のあなたではない! ましてや時代も全く違う。あなたの指導は通用しない」
#2「内発的動機付けの重要性の理解不足」
#3「子どもの発達段階の理解不足」
#4「系統性・多様性ある指導体系の理解不足」
#5「南ジャンプスよ、パイオニアとなれ」
#6 EPILOGUE