interview

Mj Interview vol.03
「信州ブレイブウォリアーズ」代表 片貝雅彦


Masahiko Katakai Interview 1
悲願達成

日本一のヘッドコーチを招聘
掴んだのはB1への片道切符


念願のB1昇格を果たした「信州ブレイブウォリアーズ」。2020年4月24日の決定時の率直な気持ちを尋ねた。

「まずは、安堵しました。新型コロナウイルス感染症の影響でイレギュラーなシーズンを送ってきましたし、終盤までリーグ・クラブ間の話合いは続きました。また、昇格の決定方法も来期に向けた資金繰り基準が最優先されるとのことでしたので、リーグの理事会での決議結果を知るまで本当に不安でした」

片貝社長がオフコートで精力的に動いている間、チームは結果を残し続けた。2018-19シーズンでB2優勝を遂げ、昨シーズンはB2最高勝率。この強さの要因はどこにあるのだろう。

「勝久マイケルという日本一のヘッドコーチがウォリアーズの大黒柱です。マイケルHCには、[President of Basketball Operations]というチーム全体統括のポジションも担っていただき、チーム編成から目標設定、チームのカルチャーやフィロソフィーの部分まで話し合いを重ね、日々の練習、試合に向けた準備等も遂行して貰いました。全てにおいてひとつずつ丁寧かつプロフェッショナルな仕事の積み上げが最終的な結果に繋がりました。加えて、アンソニー・マクヘンリー選手、ウェイン・マーシャル選手という2人のキャプテンのコート内外での活躍も大きな要因です」

新シーズンはB1での激しい戦いが待っている。チームは新たに、小野選手、山本選手などの加入を発表した。チームの代表としてはどんな戦いを期待しているのだろう。

「B1では全試合がタフになることは必須ですが、マイケルHCの『日々成長』というモットーのもと、これまで通り、毎日の練習、毎試合で100%成長に繋げる取り組みを繰り返しやっていくことが大事です。小野、山本両選手はベテランで経験も豊富。プロとしてファン・ブースターに楽しんでもらえる素晴らしい活躍をしてくれると期待しています」

続く・・・

Masahiko Katakai Interview 2
昇格までの軌跡

Masahiko Katakai Profile
1978年生まれ、群馬県高崎市出身。米国ネバダ大学リノ校卒。
2004年から米国バスケットボール独立リーグABAのクラブ「ハーレムリバイバル」創設運営スタッフとして勤務。2008年に帰国し、旧プロリーグ ㈱日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」に入社。2010年に株式会社信州スポーツスピリットの経営統括責任者に就任する。2011年にプロバスケットボールチーム「信州ブレイブウォリアーズ」をbjリーグに参戦させ、2012年に同社代表取締役社長に就任し、現在に至る。2016年の男子プロバスケットボール新リーグ「Bリーグ」誕生に伴い、ウォリアーズをB2(2部)中地区に参戦させ、自身は公益社団法人ジャパンプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」理事に就任する(2019年9月退任)。翌2017年には一般社団法人信州スポーツアカデミーを設立し、代表理事に。一般社団法人長野県バスケットボール協会でも理事となる。2019年 4月、Bリーグ参戦後初となるB2中地区優勝。2019年 5月、クラブ創設初となるB2リーグ優勝を果たす。さらに2020年 4月、Bリーグ参戦4季目で2季連続の中地区優勝、最終順位リーグ1位となり、クラブ史上初めてB1ライセンスが交付され、来季2020-21シーズンのB1昇格が決定。
今季10周年目を迎えるウォリアーズは、日本一のバスケットボールクラブを目指し地域愛着活動を続けており、その先頭で陣頭指揮をとっている。

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