interview

Mj Interview vol.01

Mj EURO DEO 代表 有本有一

Mjとは何か?を問い続け
たどり着いた現在の境地
常に進化し続けるMjの今を
初めて代表が語る

Yuichi Arimoto Interview 1
「25周年のMjの現在地」

Mjは2020年で創設25周年を迎える。Mjとはどんなチームなのかを代表に語ってもらった。

「Coachとは→Resource:資源である 
 Coachingとは→Share:共有である
私たち指導者は『資源』であると考えています。
資源とは活用されて初めて価値を持つものです。
しかし、資源は使えば使うほど枯渇し(石炭のように)、要求は新たな資源(レアアースのように)に移り変わっていきます。
ゆえ、私たちコーチは常にリアルな資源であるべく、資質を磨くための努力をしていかなければなりません」

資源としてのコーチが具体的にもとめられるものとは何か?
「Coachは…
その資源を求められたときに『共有』できるための……コーチング・テクニックが必要です。最も重要なことは…『Output』。アウトプットすることで、目標・目的・指導法などが研ぎ澄まされていきます。
Coachingは…
コーチと選手との信頼関係【Respect:『尊敬』】がなければなりません(お互いに)。
私たちは、このような考えのもと、指導という活動をしていく… TEAM:『集団』を目指して行きたいと思っています。Always challenge 」

2019年度シーズンはU12男子、U12女子ともにチーム史上最高の成績を納めたMj。しかも、両チームともにバスケでは有利とされるビックマンがいないなかで。いい成績を納めた要因とは何だったのだろう。
「要因は三つありました。
第一に、バスケットボールの原理・原則に注視して指導を行ったこと。
原理原則とは
その1.バスケットボールにおいて絶対は何か?
…BALLである!
その2.バスケットボールにおいて最優先事項は何か?

…SPACEである!

第二に、『OKR』methodの導入により全ての可視化を図ったこと。

第三に、徹底した【Time management】に基づき、Practice Plan(PP)を立て、Review→GOOD・BAD・NEXT→Feedbackの[Goldenspiral理論]を実践したこと。これを1年間を通して行ったことによると思います」

この成功の裏には、数多くの涙や汗があったはず。これまで積み上げてきたことに対しての想いを聞いた。
「Nothing beats hard work.
ハードワークを続けると『自信』が生まれます。自信はやがて『信念』へと変わります。信念があれば、自分を貫き、さらなるハードワークに立ち向かえます。
ハードワーク、自信、信念。このサイクルをストップさせてはいけません!
そして『動機付けと、それを支える環境づくり』。それは、チームが、自分を必要としてくれていること。

これらを選手たちに実感してもらわなければなりません。そこで初めて、選手は感情のレベルでチームにコミットする。感情のコミットができたチームは、必ずいいパフォーマンスを見せます。
『人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気が持てる』
選手もコーチも同じです」


続く・・・

Yuichi Arimoto Interview 2
U12育成の本質とは

Yuichi Arimoto Profile
1958年生まれ、O型射手座   埼玉県出身。
幼少期よりスポーツに没頭し、高校時代はサッカー部のキャプテンに。スポーツ同様に好きだったデザインの業界でキャリアをスタートし、スペースデザイナーとして活躍。仕事の傍、社会人クラブのラグビーリーグに所属し、49歳まで現役のプレーヤーとしてピッチに立っていた。その間、娘のミニバスチーム入団をきっかけにバスケの世界へ。2008年、ドイツから来日し、日本でコーチングをしていた若き名将トーステン・ロイブル氏と出会い、バスケのコーチングにのめり込む。以降、埼玉県川口市(旧鳩ヶ谷市)で活動するミニバスチーム「南ジャンプス」の代表として、多くのプレイヤーを輩出。ボランティアながらJBA公認ライセンスコーチ8人を擁すチームを率いてきた。2020年1月、長野県のプロバスケチーム「信州ブレイブウォリアーズ」に招聘され、18歳以下の育成部門トップに就任。現在、世界に羽ばたく人を育成する機関を創設すべく奮闘している。
資格
JBA公認コーチデベロッパー
JBA公認A級コーチ 
JBA公認ジュニアエキスパート

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